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■ 阪神大震災の教訓生かされず−低い保険加盟率
2004/10/26 21:35 [01072-000] 牛飼い新潟県の中越地方で今後、復興に向けて最大の課題となるのが住宅問題だ。ところが、損害保険各社によると、新潟県での地震保険への世帯加入率は今年3月末で11.2%で、全国平均の17.2%を大きく下回っていることが分かった。自腹で自宅を建てなくてはいけないケースも多く出てくるとみられ、阪神大震災の教訓が生かされなかった格好だ。
同県内の契約件数は、計9万700件。東京海上日動1万−1万5000、損保ジャパン3万8000、日本興亜1万4000、三井住友7000などとなっている。
地震保険は火災保険とセットで契約するケースが大半だが、保険料の割高感が敬遠されて加入率は伸び悩み気味。「今回の被害による地震保険金の支払額は、約783億円を支払った阪神大震災を大幅に下回り、200億円に達するかどうか」という。