らくがきフォーラム

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■ IBMパソコン事業を売却確定!

2004/12/08 21:45 [01096-000] 牛飼い
中国のパソコン最大手、『聯想(レノボ)』グループは8日、米コンピューター大手IBMのパソコン事業を買収したと発表した。買収額は12億5000万ドル(約1288億円)。聯想は世界パソコン市場でデル、ヒューレット・パッカードの米2社に次ぎ、3位に躍進する。中国企業の躍進を象徴する今回の買収劇は、国内メーカーも衝撃を受けており、業界再編へ波及する可能性も出てきた。
 両社の合意によると、買収の内訳は現金が6億5000万ドル、聯想グループ株式が6億ドル。同社はIBM側の5億ドルの負債も引き受け、デスクトップ型とノート型のパソコン事業のほか、関連する研究開発センターも買収する。
 IBMは18.9%の株式を保有し続け、同社のノート型パソコン「シンクパッド」ブランドは存続させる。


2004/12/08 21:50 [01096-001] 牛飼い
IBMのパソコン関連事業は、全売上高の1割程度を占める。低価格戦略の最大手デルとの競合で03年に税引き前損益で約1億ドルの赤字となるなど収益が悪化していた。IBMは売却に伴い、成長性や収益性の高い法人向けのシステムコンサルタントなどサービス事業に注力する。中国のコンピューター市場で今後も成長が見込める聯想との関係を強化し、大口の法人客として合理化の支援などサービス事業を拡大する狙いもある。
 聯想はこれまで中国国内への販売に特化してきたことから、今回の買収によって海外市場への浸透を図る。最初の5年間は「IBM」ブランドを併用するほか、ノートパソコンの「シンクパッド」のブランド名を使って顧客離れを食い止める。国外での販売や顧客サポートなどでIBMの支援を仰ぐ予定だ。


2004/12/08 23:51 [01096-002] 牛飼い
米コンピューターの巨人、IBMがパソコン事業を中国最大手メーカーの聯想(レノボ)グループに売却すると正式発表したことは、国内パソコン業界に、大きな衝撃を与えている。世界的に販売競争が激化し、パソコンの収益性が大幅に低下していることが背景にあるが、今後一段と価格競争が激しくなる可能性があるからだ。
 米調査会社のガートナーによると、パソコン事業で業績を伸ばしているのは、標準化された技術で製造コストを大幅に下げ、直販という独特の販売方式を採用した低価格パソコンの米デルだけで、「もうかっている企業はほとんどない」状態だ。
 IBMは、東芝などにもパソコン事業の譲渡を打診した。しかし、成長が見込めず厳しいパソコンの事業環境から、国内には手を挙げるメーカーはなかった。
 今回の売却で、レノボグループが世界3位のシェアを占めることになる。コスト競争力に勝る中国企業が日本のパソコン市場に本格参入することになれば、価格下落に拍車をかける可能性が大きい。富士通やNEC、東芝なども生き残りをかけてコスト削減強化を迫られるのは必至の情勢だ。

2004/12/09 05:53 [01096-003] アトム
日本のメーカーには、ぜひ生き残ってほしいですね。


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