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■ 邦人3人釈放へ、犯行グループの声明
2004/04/11 16:47 [00909-000] アキバ星人慈悲深く慈愛あまねく神の名において
我々は、3人の拘束に関して、市民の生命を軽視する日本政府の姿勢を大きな苦痛を伴って聞いた。日本政府は、日本国民に対して最低限の敬意を払っていない。ましてや、イラク国民の命については敬意を払っていると言えるのだろうか。日本政府の指導者が高慢な発言をしたことなどから確かなことは、日本の政治家たちは、国民の意思を反映しているのではなく、ブッシュ(米大統領)やブレア(英首相)の犯罪的な振る舞いに従っているということだ。我々は、日本の国民の声に耳を貸すことにした。
米国は広島や長崎に原子爆弾を落とし、多くの人を殺害したように、ファルージャでも多くのイラク国民を殺し、破壊の限りを尽くした。ファルージャでは、米国は禁止された兵器を用いている。
我々は外国の友好的な市民を殺すつもりはないと全世界に知らせたい。なぜなら、我々はイスラム宗教者委員会が我々に殺害をとどまるよう求めたことを今晩の報道や特別な情報源から知ったからだ。
我々は、(3人の)日本人たちが占領国に汚されていないことを確認した。(人質の)日本人たちがイラク国民を応援していることや、家族の悲しみを考慮し、日本国民の姿勢も評価して、次のことを決めた。
(1)我々は、イラクのイスラム宗教者委員会の求めに応えて、3人の日本人を24時間以内に解放する。
(2)我々は、親愛なる日本の民衆に対して、日本政府に圧力をかけ、米国の占領に協力して違法な駐留を続ける自衛隊をイラクから撤退させるよう求める。
神は偉大なり。勝利するまで戦いは続く。
ヒジュラ暦 1425年サファル月19日
西暦 2004年4月10日
サラヤ・ムジャヒディン
(04/11 06:03)
2004/04/11 16:56 [00909-001] アキバ星人日本人3人を誘拐した「サラヤ・ムジャヒディン(聖戦士軍団)」と見られるイラクのイスラム武装組織の設立趣意書が、3月17日付で、イスラム過激派系インターネットサイトに出ていることが分かった。サラヤ・ムジャヒディンは、イラクの25団体を傘下におく「イラク解放国民戦線」のひとつ。設立趣意書によると、「ムハンマド軍」「イスラム抵抗」「アンサール・イスラム」「アンサール・アルスンナ」など、これまでイラクに存在した主要グループの連合体として設立されたという。
組織網は、バグダッド、サマラ、ティクリート、バクバ、キルクーク、バスラなどに広がるとし、指導者は「ムサンナ・ハーレフ・アルダーリー」とする。