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■ やる気ないみたいなんだよぉ
2003/03/05 01:14 [00024-000] 棘ぬき1962年ウィーン芸術週間でのハンス・クナッパーツブシュ指揮ウィーン・フィルの演奏会のビデオ。なんですかこれは。
クナ。この人は一部お宅関係者から神様のように崇められている伝説の指揮者(とうに故人)です。
練習ぎらいだったそうで。
ある日、オーケストラとのリハーサルにやってきたこの人、オーケストラの人たちに向かって、
「諸君。私はこの曲をよく知っている。諸君はどうだ?」
「もちろん、良く知っていますとも」
「よろしい。では本番ではよろしく頼む」
終わり。ということが良くあるそうな。
まず、ベートーベンのレオノーレ序曲で開始。超遅い演奏。
こういう演奏をする人だと聞いていたので、はいそうですかという感じですた。
続いて、鍵盤の獅子王ウィルヘルム・バックハウスの登場でベートーベンの皇帝協奏曲。
序奏で、バックハウスはいつものように颯爽と開始。
続くオーケストラのみの前奏でテンポがガックリ落ち、いやな予感。バックハウス独奏部で、バックハウスのテンポに復帰。伴奏のはずのオーケストラは、独奏者無視のテンポ維持。どぅなってんのぉー。当然、ピアノとオーケストラが重なる部分はぼろぼろ。
オーケストラの演奏者はニヤニヤするし、コンサートマスターを務めるボスコフスキーは、合わせるのに必死で指揮者と独奏者を代わる代わる見てるし。
やっと何とか演奏が終わり(バックハウスもよく最後まで我慢したもんだ)、バックハウスが客席にお辞儀している間に、指揮者はスタスタ楽屋へ。しょうがねぇなぁって顔と仕草で巨匠バックハウスも引っ込む。
しかぁし。このビデオの白眉は最後のワーグナー「トリスタンとイゾルデ前奏曲と愛の死」なのでした。
スウェーデン美人(?)のビルギット・ニルソン登場で圧倒的名演奏をするクナ。やればできるじゃん。っていうかワーグナー以外はやる気ないんだね。
2003/03/05 01:28 [00024-001] 棘ぬきいけね。皇帝協奏曲じゃなくてピアノのソロで開始する4番でした。
ちなみに、演奏会の場所は、再建直後のアン・デア・ウイーン劇場。その昔ベートーベンのオペラ「レオノーレ」も「第4ピアン協奏曲」もここで初演されました。
2003/03/05 01:47 [00024-002] kittonすごいですねー、それのDVDとかないですかねぇ。
とても見たくなりましったー。
2003/03/05 02:32 [00024-003] 棘ぬき見たいですか?(笑
上のはDVDです。
「クナ バックハウス DVD」でgoogleと最初に出てくるページ
http://www.syuzo.com/new-information/information004.html
これの左側のやつです。上のページの人、褒めすぎ。
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=626486&GOODS_SORT_CD=103
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